名古屋銀行様が主催されている、経営者クラブの定期総会に参加しました。
その後の講演会では、元バレーボール全日本女子代表監督の柳本晶一氏を講師に迎え、
「力を引き出す どん底から個人と組織を甦らせる」をテーマにご講演頂きました。
柳本氏については、現役時代の活躍を知らないので、全日本女子代表監督のイメージしか無い。
しかも、強くて人気のあるチームを引率している凄腕監督の印象が強い。
その為、トップリーグから地域リーグへの監督転身の時の、その境遇の違いから、
大変な苦労をされていた時期があったという事には驚きました。
講演は、全日本で活躍した選手の名前も多様され、軽快でユーモアにも溢れるので、
話に引き込まれ、あっという間に感じました。
テーマや参加者層から、リーダーとしてのチームの束ね方という内容でしたが、
私は、自分自身の気持ちの持ちように意識が向きました。
100を120にすることは出来るが、150にすることは難しい。
その差の30は人間力で埋める。
目標を持つと、失敗する、挫折する、心に傷を持つ。
踏みきり乗り越えると、それが経験に変わる。
目の前の巨大な壁も、ドアに変わる時が来る。
「負け勝ち」という言葉を大切にされているとのことでしたが、
挫折しないと人は成長しないということなのでしょう。
更にチーム運営面では、次の言葉が印象的でした。
メモを取る、積み重ねがデータとなり、情報となる。
教えられた術は忘れる。盗んだ術は忘れない。
人を育てる時に意識して注意することの順番。(あるいは子供を育てる時)
手を離しても、目を離さない。
目を離しても、心を離さない。
信頼しても、信用しない。
信用しないとはきつい言葉だと感じましたが、
「責任は自分で取る」を実践したからこその重い言葉だと感じました。
人を育てることについて、改めて深く意識することが出来ました。
野田哲也