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CUD(カラーユニバーサルデザイン)を学ぶ。人にやさしい色づかいとは。

S-CUBE(スクリーン印刷青年会)の5月例会を開催しました。

今回は西日本開催として、地元名古屋での講演会でした。

「人にやさしい色づかいをすすめる会」の代表富永さかえ様に

「CUDを印刷会社が学ぶ必要性・CUDが企業発展にもたらす可能性について」

をテーマにご講演賜りました。

CUDとは、カラーユニバーサルデザインのこと。

「色の見え方が一般と異なる(先天的な色覚異常、白内障、緑内障など) 人にも

情報がきちんと伝わるよう、色使いに配慮したユニバーサルデザイン」と定義されています。

印刷という色を扱う身として、今回きちんとCUDについて学ぶ機会を得る事が出来ました。
一部の色を見分けることが苦手な人を「色弱者」と言われています。
日本人男性には、約5%ほどの方(20人に1人)がその色弱者であるとのことでした。
男性が圧倒的に多いのは、X染色体が原因によるためだと知りました。
 ↓(参考)↓
男性の5%に当たる色弱者の方は、特定の色の組み合わせがとても見えづらい。
5%の方が見える世界を知らないというだけで切り捨てるのか、
きちんと理解することで配慮出来ようにするのか。
また今回は、特殊なサングラス(バリアントール)を使い、
実際に視弱者の見え方を体験することが出来ました。
写真は少しわかりづらいですが、赤のネクタイは隣の黒っぽい色のネクタイと見分けづらくなっています。
配色・デザイン・文字など少しの工夫で、5%の方が見分けることが出来るデザインとなる。
スクリーン印刷では、看板やサイン表示物などを作ります。
色づかいや見せ方を知ることで、工夫することが出来ます。
また、商品開発の視点でも、少しの工夫で視弱者の方に手に取ってもらえる商品になる。
全員分のサングラスを手配して頂けました。感謝!
集合写真になるとおふざけっぽく見えてしまいますね(;´∀`)

でも体験って重要ですね!同じものを見ながらワイワイと言い合えて良かった。

最近は、様々な分野でダイバシティ(多様性)を認めることがキーワードとして上がっています。
色の見え方にもひとそれぞれ違いがあり、色覚の多様性を認め配慮する。
企業として、全ての人に配慮した色使いを心がける事が重要だと実感することが出来ました。
懇親会も和気あいあいと♪

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S-CUBE(スクリーン印刷青年会)とは
http://s-cube-japan.com/
http://www.facebook.com/screen.printing.seinenkai
スクリーン印刷に関わる方ならどなたでも入会可能です。
印刷会社、資機材メーカー、販売会社。経営者、幹部社員、一般社員。社会人、学生。

そして日本各地、海外赴任者。
会を運営するための役員に定年を設けていますので、青年会と名付け活動しています。
実際の活動には年齢制限がありません。年配の方には活動のサポートをお願いしています。
それらさまざまな立場の方々が集まり、立場による垣根のない唯一の業界団体です。
当会にご興味ある方はご連絡ください(^O^)

野田哲也

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