名古屋而立会の6月例会に参加しました。
株式会社enmono(エンモノ)の代表取締役三木康司様を講師にお迎えし、
初めて○○してみる ~ワクワクものづくり~ をテーマにご講演賜りました。
講師の三木康司様は、ソーシャルネットワーク、クラウドファンディングを用いて、
町工場自らメーカーになる「マイクロモノづくり」を提唱されており、経営者育成・
コンサルティング・クラウドファンディングの運営を手掛けられております。
受注型生産・下請け気質からの脱却を目指し、
新たな取り組みや手法を学ぶためご講演頂きました。
私にとって非常に興味深い内容の講演でした。
単にオリジナル商品を作るというよりも、売り方改革という視点で聴いていました。
本来、ワクワク感を大切にして物事を決めていた自分からすれば、
社長になってからの1年半、ワクワクを忘れるほどに、
経営者脳に寄っていたと気付かされました。
自社商品を作るだけで言えば、弊社でもチャレンジしています。
自社商品を開発して、amazonに出店して、SNSで拡散してと、
ここまでの弊社の自社商品開発の動きも、
ワクワク感とさまざまな方々との交流から生まれたものでした。
※このあたりの開発秘話はこちらのリンク先をご参照して頂ければ幸いです。
その為、前段の商品開発の話は割りとすんなり理解することが出来ました。
その中で話されていた印象深い内容は次の2点。
「ワクワクしないと長続きしない。」
本当に自分が好きじゃなきゃ続けられません。
「意外性のある組み合わせ。」
他人と交流してこそ、生み出されるものだと感じています。
また、それを自分に問いかけるための手法である、
「ワクワクトレジャーハンティングシート」を活用したデモンストレーションについても、
時間はとても短かったものの、大変参考になりました。(ネーミングもワクワクして素敵☆彡)
というわけで、作って売るまでの流れは『ワクワク』だけでも実行出来るし、
実際私たちでも出来たのです。
しかし、クラウドファンディングを活用するという後半の話になって、
オリジナル商品を作ることの認識が私の中でガラッと変わりました。
目的をどこに置くのか。
行動にやりきる覚悟はあるのか。
事業計画を作り、量産拡販し、新たな事業部門を立ち上げる本気度。
実際にそのようにオリジナル商品開発を動かすとなると、
自社だけでは足りないことばかりで、相当の努力とやり抜く覚悟が必要だと、
ワクワクしていた前半の気持ちが重たくなるほどに実感出来ました。
しかし、後半の話を聴いたことで、
成功までのストーリーを見る事が出来、本当に良かったと思います。
この先に何があるのか、何をしなきゃいけないのか、行動しなきゃわからない。
だけど、話を聴くことでそれが何なのか見えてくることもある。
例会を聴いて一番良かったのはこの点。
商品を作って売ってみた先の展開について、理解や考えを深めることが出来た事。
この点に尽きるかな。
来月の例会では、現実に脱下請けを果たされている企業の社長の講演を聴けるとのこと。
今からとても楽しみになってきました。
野田哲也