昨年11月に社長になってから、半年があっという間に過ぎました。
参加者800人、行員の皆様含めると1000人を超える人が
集まったのではないでしょうか。
初参加でドキドキしながらの参加でしたが、この人数の中でも
ちらほらと印刷業の経営者の方々とは、会話を交わすことが出来
少しだけホッとすることが出来ました。
講演会では、杏林大学教授で日本語学者の金田一秀穂氏を講師に迎え
「世界一受けたい おもしろ日本語授業」をテーマに講演して頂きました。
テレビでお見かけするそのままの語り口調で、とても楽しく拝聴しました。
若干、上の世代向けの内容でしたかね。
「あざ~す」とか私たちが学生の頃から使ってたし。
日本語は短縮される宿命なのだから、若者言葉に目くじら立てちゃダメ。
あざ~すがダメなら、押忍とかもダメとか。
まぁ、そうでしょうね~って感じで聴いていました。
ただし、今のバイト敬語についての言及はとても参考になりました。
「こちらコーヒーになります」
・コーヒーです。
・コーヒーでございます。
この2つしか正しい表現がない中で、「なります」を使う意味を考えたこと有りますか?
例えばコンビニでコーヒーを提供する際に、「です」ではお客様に対してぞんざいな印象があり、
また「ございます」ではそこまで高級なコーヒーを提供していないという謙虚な気持ちが働き、
その中間的な表現が出来る敬語が、今の日本語には無いとのことでした。
そう言われると、私も社会経験も乏しいバイトであれば、同じく「なります」を使うかも。
これが商人の町大阪では「おます」という表現があるそうで。
・コーヒーでおます。
確かに丁寧過ぎずぞんざいな感じでもない、中間的な表現として受け取れますよね。
バイト敬語「○○になります」も、あまり目くじら立て否定出来ませんね。
だってそれらしい表現がないんだから(;´∀`)
一生懸命表現しようとしている若者の気持ちを汲むことが大事と先生は仰られました。
私もその考えに賛成です。認めましょうか。
とても興味深い講演会を拝聴できて勉強になりました。
野田哲也