

これから印刷されるスカーフの柄
材料となる生地をセットして、版の位置決めをして、インクを刷る。
やられている作業は、私たちも同じことをしています。
1つの版には、1色しかインクを乗せることが出来ません。
そのため、1色印刷をしては、版を変えて色を変えて印刷をしていきます。
それでは、ベストポジションをゲットした私の目線で
このまま定点観測していきたいと思います。
↓↓↓
1色目が刷れました。
2色目のセッティング
鮮やかになってきました
どの色が追加されているのか分かりますか?
最後の15色目が印刷されました。
15色もの色替えは、見ている人たちの関心も高かったです。
今回はイベント用にこの柄を選ばれたそうですが、
エルメスのスカーフは平均40色もの色を使っているそうです。
つまり、40版の色替えがあるんですって(・∀・)
ズレなく、綺麗に印刷されています。
やり切った職人たちの晴れ晴れとした顔。素敵でした^^
当初は、シルクスクリーン印刷現場を見学した後、
他の手しごとを見学するつもりでした。
が、とても現場は盛況で、最前列から離脱することが出来ませんでしたw
そのため、1時間をかけた実演の全てを見て、堪能させて頂きました。
中でも、「エルメスは、ラグジュアリーブランドでは無い。
クオリティブランドだ。」という解説が心に響きました。
フランスのリオンの工房で全て作られているとのことでした。
是非一度、現地を訪問してみたいと思いました(╹◡╹)
あと、同じシルクスクリーン印刷技術で、
私たちもステッカーを作っています。
でもこうして、高級ブランドである”エルメス”様に乗っかって、
スクリーン印刷技術をアピールしても、「あれはエルメスだから」って
言われるのがオチ。
高級ブランド”エルメス”でさえ、こうして職人の技を伝えて
ブランド価値を高める努力を続けているという事実に感銘を受けました。
私たちも、少しづつでも身近なお客さまに伝える努力をしたいと思います。
野田哲也