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エルメスの手しごと展 “アトリエに行ってきた”

エルメスの手しごと展 “アトリエがやってきた”

名古屋での開催最終日に行ってきました。
フランスリオンの工房から、その道のプロの職人さんが、
現場の雰囲気そのままに手しごとを見せてくれるというイベントです。
しかも無料で☆彡
特に見たかったのは、やはりシルクスクリーン印刷で作られている
スカーフの印刷工程。
4日から9日までの6日間、SNS投稿の反響と写真での混雑具合をみて、
これはなんとしても行かねばとの思いで行ってきました。
開場してすぐにスカーフの印刷現場に向かったので、
シルクスクリーン印刷工程をかぶりつきで見ることが出来ました。

これから印刷されるスカーフの柄

材料となる生地をセットして、版の位置決めをして、インクを刷る。

やられている作業は、私たちも同じことをしています。

1つの版には、1色しかインクを乗せることが出来ません。

そのため、1色印刷をしては、版を変えて色を変えて印刷をしていきます。

それでは、ベストポジションをゲットした私の目線で

このまま定点観測していきたいと思います。

↓↓↓

1色目が刷れました。

2色目のセッティング

鮮やかになってきました

どの色が追加されているのか分かりますか?

最後の15色目が印刷されました。

15色もの色替えは、見ている人たちの関心も高かったです。

今回はイベント用にこの柄を選ばれたそうですが、

エルメスのスカーフは平均40色もの色を使っているそうです。

つまり、40版の色替えがあるんですって(・∀・)

ズレなく、綺麗に印刷されています。

やり切った職人たちの晴れ晴れとした顔。素敵でした^^

当初は、シルクスクリーン印刷現場を見学した後、

他の手しごとを見学するつもりでした。

が、とても現場は盛況で、最前列から離脱することが出来ませんでしたw

そのため、1時間をかけた実演の全てを見て、堪能させて頂きました。

中でも、「エルメスは、ラグジュアリーブランドでは無い。

クオリティブランドだ。」という解説が心に響きました。

フランスのリオンの工房で全て作られているとのことでした。
是非一度、現地を訪問してみたいと思いました(╹◡╹)

あと、同じシルクスクリーン印刷技術で、

私たちもステッカーを作っています。

でもこうして、高級ブランドである”エルメス”様に乗っかって、

スクリーン印刷技術をアピールしても、「あれはエルメスだから」って

言われるのがオチ。

高級ブランド”エルメス”でさえ、こうして職人の技を伝えて

ブランド価値を高める努力を続けているという事実に感銘を受けました。

私たちも、少しづつでも身近なお客さまに伝える努力をしたいと思います。

私たちの工場では、取引先企業様とお互いの知識向上のために、
スクリーン印刷工場の見学や勉強会を受け入れています。
印刷業界の協力工場として、私たちの印刷現場が自社工場と同じような感覚で
使って頂ける工場環境を目指し努力しています。
スクリーン印刷工場見学と体験について

野田哲也

太美工芸ネットショップ

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