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織物の産地でスクリーンメッシュを知る 日本特殊織物様への企業訪問

S-CUBE(スクリーン印刷青年会)の研修旅行に参加しました。

今年度は、スクリーン印刷版で使用されている、紗(しゃ)と呼ばれる

スクリーンメッシュを織る、織物工場の見学、その仕組みと歴史を学びました。

福井駅でメンバーと集合し、訪問先となる福井県勝山市まで、車で移動。

北陸の冬空は曇りがちとは聞いていましたが、道中雪景色が広がりはじめ。。。

最初の訪問先となる「はたや記念館 ゆめおーれ勝山」はすっかり雪国。

私、今年初の雪ですw

建物は、実際に布を織る工場として創業されていた古い木造建屋を

リノベーションし活用されており、とても良い雰囲気でした。

中は、勝山の地場産業である織物産業の歴史や織物のしくみが展示と

体験で学べるとても良い施設となっていました。しかも無料で♪

蚕から生糸、紡いで、縦糸と横糸を準備して、機織り機で織る。

スクリーンメッシュと糸の種類や太さは違っても工程はほぼ同じ。。

専門性の高い織物工場に向かう前に立ち寄ることが出来、地域の歴史と

織物への理解が深まり、とても良い予習時間となりました

その後、日本特殊織物株式会社様へ訪問し、工場見学をさせて頂きました。

私がS-CUBEに入会した頃の研修旅行先でもあり、実に15年ぶりの訪問でした。

当時はただただ、規模や設備の大きさ製造工程に圧倒されてましたね。

スクリーンメッシュの製造工程もさることながら、主に新工場で生産される

スクリーン印刷用途以外の事業分野の展開を知ることが出来たことが大きな学びでした。

仕組みを活かし、違う素材を活用刷ることで、医療・土木・自動車・家電・装置設備など

様々な分野へ供給されている、同社の強みを知ることが出来ました。

個人的には、江守社長の思い描かれている海外を含めたスクリーン印刷業界の

将来の展望がとても新鮮でした。

と、同時に国内で生産活動をしている私には、改めて課題と感じる一面でもありました。

織物の産地、福井でその歴史と未来を感じることが出来ました。

日本特殊織物株式会社の社長江守哲郎様はじめスタッフの皆様、

大変貴重な時間とおもてなしを、私たちのためにご用意して頂きまして、
本当にありがとうございました。
お陰さまで、この度の企業訪問はとても有意義なものとなりました。

野田哲也

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