数年前に発覚した大阪の校正印刷を行う会社の、胆管がん事件をきっかけに
印刷業界では有機溶剤関連の取扱いに関して、チェックが厳しくなっています。
またそれを機に、有機溶剤への対策を印刷業界あげて進められています。
そんな中、先日弊社にも監督官庁である労働基準監督署の方が
現状確認の為に来られました。・・・抜き打ちで。汗
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改めて監督官の方に再訪して頂き、指導事項について説明して頂きました。
今後は、指摘された点を改善し、報告書の提出をすることになります。
大きな指摘ポイントは2点
・有機溶剤作業主任者の選任を行う為、技能講習を受講すること。
・半年に一度、専門業者による作業現場の環境測定を行うこと。
報告期限もあるので、順番にひとつずつ対処していきます。
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そこで今回は、有機溶剤作業主任者技能講習を現場リーダーと共に受講しました。
100人近くいる会場を見る限りでは、私よりも若い人が多い感じでした。
業種や職場がどのようなところかは判らないですが、
派遣元の企業さんは比較的若いうちに受講させているんですね。
丸2日間かかる講義は久しぶりで、缶詰になりながらの講義は流石に疲れました。
最後のテストは、聞いていれば回答出来るような設問になっており無事終了。
無事修了証を受け取り、有機溶剤作業主任者の資格を得ました。
早速、指摘されていた表示物を作成し掲示致しました。
立場もあるので知識としては、様々な場面で聞いていたこともありましたが、
やはりこうしてじっくりと学び、体系的に知る事が大切だと感じました。
また、多くの企業さんが行っている通り、作業者が自らを守るという観点からも
若いうちからこうした知識を学ぶ機会を与える必要があると感じました。
また、そうすることで会社もより良く進化させる事が出来ると思うのです。
ひとりでは良い会社作りは出来ませんから。
野田哲也