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「見える化」の真髄に触れる

名古屋而立会の12月例会に参加しました。

作道印刷株式会社の代表取締役社長、作道孝行様を講師にお迎えし、

「見える化」によるマネージメントで全員経営 をテーマにご講演賜りました。

印刷業界で見える化といえば、作道印刷の作道社長という声をよく耳にしていました。

環境の変化によって失われた売上を、見える化という手法で回復させた経営者という評判です。

見える化というと、管理手法であり、あらゆる現場を縛るものと捉えられがちです。

しかし、作道社長のやってこられた「見える化」の根底には、スタッフを管理するためではなく

スタッフが自発的に行動出来るように促すためということがありました。

そのための見える化。

無駄を省き、継続的な利益が確保できる組織が作り上げられていました。

「時間=コスト」

経営者であれば誰でも意識していることと思います。

しかし、全社員にまでこの概念を理解・共有出来ているでしょうか。

仕事をしていても、仕事をしていなくても、何をしててもコストはかかる。

では、自分の1時間あたりのコストは??

正直なところ、全く意識したことがありませんでした。

正確には、意識しているけど、正しい時間あたりのコストを算出したことがなかった。

今回は、その時間単価の算出方法も教えて頂きました。

見える化に着手できていないため、直接作業と間接作業の作業時間比率が全く不明ですが、

それでも概算で自社の時間単価を出してみました。

改めて、なるほど!と思える結果を見て取ることが出来、またジョブ毎の収益管理の

イメージも掴みやすくなりました。

このような内容のセミナーを受けると、どこから手を付けて良いのか迷いも生じます。

しかしまずは、出来るところからコツコツと着手していきたいと思います。

そして意を汲むスタッフを一人ひとり増やしていきたいと思います。

何事も劇的に変化はしない。

だけど一つ一つ丁寧に取り組むことで、結果的には劇的な変化が訪れている。

作道社長の今までの取り組みの変遷をみて、40歳のときに改革に着手され、

52歳で新工場建替え、そして現在と。

今の私にとって、これからの人生の目標になる先輩経営者と出会えたと感じました。

野田哲也

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