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木升製造業という日没産業から学ぶ

所属する名古屋而立会は、愛知県下の印刷関連業者の若手経営者の団体。

岐阜県の同様の団体、ぎふ印刷翠陽クラブ様の8月例会に参加しました。

有限会社大橋量器の代表取締役社長大橋博行様を講師にお迎えし、

「新たな販路や商品・サービスを考える」をテーマにご講演賜りました。

大橋量器様は、岐阜県大垣市にて木升(木製のマス)を作られている会社です。

ところで、升の本来の使用目的ってご存知でしょうか。

本来の使用目的は、米や酒などの容量を量るためのモノです。

1合マスとか1升マスとか、その大きさも決まってます。

私はこのことを、講演を聴くまですっかり忘れていました。

升を使ったことがあることは、宴席で日本酒を飲む時くらいだったし。。。

そもそも、そのシチュエーションすら既に過去のものとなり。。。

私たち印刷関連産業は、世間的からは斜陽産業だと言われています。

ですが、この木升製造という産業は、それ自体に使用目的が無い以上、
日没産業とも言えます。(…失礼を承知で)
このような状況でも、講師の大橋量器様は、岐阜県大垣市という
地方の一都市でありながら、新しい市場を切り開き続けられ、
その上、世界をも相手に升の新たな需要を作り出し、市場を広げて続けられています。
大手IT企業を退社し、家業の木升製造会社に入社され、家業を継承してからの、
軌跡と考えたことや気づいたこと、これからの展望を聴きました。
超積極的な攻めの姿勢で事業展開をされているようにも見えますが、
お話を伺うと少しづつステップアップされながら、業績を伸ばされており、
その結果、事業が広がっているという印象でした。
お伺いした将来の展望からは、壮大なテーマも掲げられ語られるので、
それを叶えてきたという意味では、超積極的な攻めの姿勢のかもしれませんが。。。
生々しい話からは、とても多くの気付きやヒントを得ることが出来ました。
自社の成長戦略と言ったらカッコつけ過ぎですが、
自分の目指す方向の指標になる講演でした。
今回は、所属する団体ではない団体へのオブザーバー参加でしたが、
参加して本当に良かったと感じています。
期せずして、同じようなテーマの例会・講演会への参加が続きましたが、
理解が深まり、今後の行動への思いが強まりました。
ぎふ印刷翠陽クラブの皆さま、大変お世話になりました。
ありがとうございました!

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『ウルトラマス』

ヒノキのいい香りがします(^o^)

そして、カラータイマーは青く透けてますw

野田哲也

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