名古屋而立会の5月例会に参加しました。
株式会社ヒューマンブレークスルーの代表取締役 志田貴史様を講師にお迎えし、
組織のやる気を引き出す ~従業員満足度が成長の道標~ をテーマにご講演賜りました。
今年度の年間テーマ「組織を動かす仕組み」、それに基づいた第一回目の通常例会です。
組織を動かすには、その元となる従業員一人ひとりの働きが大きな影響を占めています。
従業員それぞれの働きが小さいと、組織の成長は小さなものとなり、
逆に大きく自発的であれば、組織はより大きな成長に繋がります。
組織を動かす仕組みづくりには、まずその組織を支える従業員のやる気が大切だと考え、
従業員満足度(ES)を指標とした経営理論を教えて頂きました。
今回の例会を聴き、私の会社には掲げる社是は有っても
経営理念体系が明確になっていないことに問題があると痛感しました。
社長とはなったものの、先代である両親の影響力もまだ強く残り、
さまざまな場面場面では、まだまだ会社は2頭体制の状態なのだと感じています。
今こそ、経営理念で組織の行動を取りまとめ、会社を運営していく事が必要だと思いました。
考え方で参考になったのは、「信頼残高」でした。
「信頼の自動引き落とし」という概念にはハッとしました。
また、「承認欲求」を高めるとESの向上が図れるということ。
普段から簡単な声かけから積極的に行ってみたいと思います。
どちらも意識することで始められます。
相手に対する興味やコミュニケーション不足になると、低下してしまうものなのでしょう。
従業員が気持ちよく働ける環境を作るため、まずは自分の行動から見直したいと思います。
「ESで離職率1%を可能にする人操りの技術」 志田貴史著 太陽出版
今回従業員満足度を中心に、とても幅広い内容でご講演して頂きました。
ESとは何かから、ESを指標として活用する方法や仕組み、個人で出来ること、
企業として出来ること、ES向上の優良企業の事例紹介などなど。
ひとつ取り入れれば、一つ良くなる精神で、真似してみたいと思います。
野田哲也