四葉会という、愛知県下の紙を扱う業界団体の交流事業に参加しました。
私が所属する名古屋而立会は印刷関連業。
その他、同様に後継者や次期経営者層の所属する団体として、
紙商社業の団体である、名古屋青紙会。
紙器・ダンボール製造業の団体である、志高会。
文具業界の団体である、ドロフィンクラブ。
これら4つの紙関連の業界団体では、会員間の交流を深めるために
1年に1度持ち回りで例会を開催しています。
今年のセミナーは、「脱プラにおける紙業界の未来について」をテーマに
王子ホールディングス株式会社 イノベーション推進本部の井上順二様と
フタムラ化学株式会社の花市岳様と長谷川和徳様より
各社の脱プラへの取り組みと、プラスチックに変わる新商品の説明をして頂きました。
プラスチックに変わる紙素材「シルビオバリア」についてのご紹介
木材から作られるパルプを原料とした「セロハン」フィルムについてのご説明
なんと、私、このセミナーを受講して
あの透明な「セロハンフィルム」が天然素材、木材から出来ているものだと知りました(゚∀゚)
てっきり他のフィルムと同様
石油精製品から作られているものだとばかり思っていました。
これにはビックリしました。
そのため、紙と同じなので、折れる・切れる・埋めれば土に帰る。静電気も発生しない。
繊維でできているのに透明度が高いというのが、いまだに不思議ではありますが。。。
普段の印刷物では、長く持つもの・屋外で使うものなどを対象にしているので
いずれ土に帰るものは、劣化が早いので真逆の関係性。
PVCやPETやPPなどといった石油由来のフィルムは
紙やセロハンよりも耐候性が良いのでよく取り扱いますが
セロハン自体を取り扱うことも無いので、全くの初耳でした。
ワタシ的「初耳学」認定です。。。苦笑
今年度の主催団体は、紙器・ダンボール製造の志高会様
毎年、各団体がそれぞれ特色ある例会設営をされますが
普段聞くことのないけど、近い業界話という視点から、有意義な勉強会となりました。
野田哲也