S-CUBE(スクリーン印刷青年会)の5月例会に参加しました。
今回は愛知県名古屋市で開催。
一般社団法人DIVE.tv(ダイブドットTV)の代表理事 牧野佳奈子様に
「外国人雇用NOW」をテーマにご講演賜りました。
働き方改革が国策として取り組まれる一方、どこも人手不足の問題が顕著になっています。
住宅街の弊社の近くですら、近所のコンビニは外国人スタッフが店を切り盛りしています。
とはいっても、うちみたいな小さな会社でいきなり外国人雇用は何かとハードルが高い。
外国人雇用は関係ないし。
などと言っている間に世の中はずいぶん変わってしまいます。
とはいえ。
そもそも外国人って、一括りにしがちですが、
日本にいる外国人でも、旅行者もいれば永住者もいる、留学生もいる。
もちろん国籍も違う。そもそも日本に今何人いるの??
そして、テーマの外国人雇用。
外国人で、労働者として働くことが出来る人ってどんな人なの??
働くことが出来る内容や期間などに違いがあって、
それも細かく分かれているってどういうこと??
特定技能や技能実習生(←「特定技能」と「技能実習生」は別ですって!?)
というような状態で、外国人雇用の初歩の初歩がまるでわかっていない。
DIVE.tvという、「多文化共生を見える化するウェブメディア」を
事業の柱に活動されている牧野先生の講演は、わかりやすい。
そして、統計だけに頼らず取材を元にした話だから、
外国人雇用の実態を、企業側と外国人側の両面から知る事ができました。
受け入れる企業の不安、働く外国人、それぞれの悩みや課題、トラブルなどは
決して外国人だからだけではない問題だと感じました。
むしろ外国人だからそれらが顕著になりやすい。
ちなみにこちらは外国人のよくある悩みだそうです。
・理解が出来ていなくても「はい」と言ってしまう。
・何を考えているかわからないと思う。
・勝手に行動して怒られる。
・たまには褒めてほしい。
質問を「日本人」から「上司」に置き変えてもそのまま当てはまります。
悩みの原因と課題についての分析は、参考になる点が多かったです。
外国人労働者を受け入れている先進企業の取り組みは、
新入社員だけでなく、従業員満足度を高めるための取り組みとしても参考になりました。
講演中、外国人雇用をされていたり、海外進出をされている会員の方々の話も
ざっくばらんに飛び交い、意見交換しながら理解を深めることが出来ました。
外国人雇用の今を知ることが出来、また永続できる企業を目指すため、
より良い職場環境を整備する上で、会社として足りないことが見えた講演となりました。
「ベトナム人実習生に聞いてみた。日本の生活はどう?」
野田哲也